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執筆者の写真The Peach City

踊りながら「ほうとう」作りが学べる?新しい麺打ち体験教室「踊る♪ほうとう学校」

武田信玄公も愛したとされる、山梨県の郷土料理「ほうとう」。

お野菜たっぷり&滋味深い、素晴らしい料理なのだから、もっとたくさんの方に日頃から食べてもらいたい……。そこで「ほうとう」を日本中に広めることと、それを通し人々に笑顔になってもらいたいと、活動をはじめた武川昌代さん。今月は「ぜっ校長」こと武川さんが開校した “ほうとう学校”を紹介します。


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踊る♪ほうとう学校


天保3年(1832年)創業、手作りのごまどうふを販売している江戸屋商店が始めた「麺打ち体験」教室。楽しく!おいしく!ほうとうの作り方を学んでもらおうと、麺打ちの工程に「踊り」を取り入れている。多種のメディアからも注目され、外国人にも人気。


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印象に残る麺打ち教室

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 山梨県笛吹市にある江戸屋商店。そこで開かれている「踊る♪ほうとう学校」は、本格的なほうとう作りを「踊りながら」楽しく学べる体験教室。学べるコースは3時間・2時間・1時間の3つ。3時間コースでは粉をブレンドし、丁寧に生地づくりから、2時間コースでは生地のかたまりから、1時間コースでは自家製麺を使用して煮るところからそれぞれ選ぶことができ、学べるプランになっています。


「“踊る♪”とは何か? 麺が踊るのか、お店の人が踊ってくれるのか、私たちが踊るのか? と考えられるお客様は多いです」


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 そう話すのは、ほうとう学校の校長先生、その名も「ぜっ校長」武川昌代さん。明るいカラーの服に、明るい笑顔の武川さんは、楽しく説明してくれます。


「誰にでも美味しい麺が出来るように、麺づくりの際、手でこねるのでなく足で踏むことでコシを出しています。そこで、音楽に合わせてみんなで踊りながら、生地を踏むんです」

 

 それは、何をするのも一つの工夫で楽しくなるという武川さんの想いから。名前の通り、「踊る♪ほうとう学校」の特徴でもあります。


「外国人の方には盆踊り風の曲にしたり、その地域で流行っている曲にしたり……。日本人でも、若い人とおじいちゃんおばあちゃんによっては曲を変えたり。おじいちゃんやおばあちゃんは、踊りに夢中になると生地を踏んでいる足が止まってしまうこともあって、そんな時は、『足止まってるよ~(笑)』と、みんなで笑って楽しみながらできるんです」



たくさんの人に訪れてもらうための工夫

 きっかけは、江戸屋で新しいことを始めたいという気持ちからだったといいます。


「長年つづけてきた商店ですが、近くの山にさえぎられて富士山が見えない立地や、近くに温泉や宿泊施設がないこともあり、観光客が多く集う場所ではありませんでした。自分たちに、地元の魅力を発信する力はないけれど、県外や外国の方にも来てほしい。そこで考えたのが、ほうとうの麺打ち教室でした」


 加えて、最近は地元民も家庭ではあまり食べなくなってきているほうとうを、改めて食べてほしいという気持ちもあったそう。


「教室を始めるには、“特別な何か”が欲しいなと思いました。そこで6年前、香川県にある、踊りながら学べる麺打ち教室「中野うどん学校」へ教わりに行き、いくつかの仕組みを目撃。そして許可をいただき、“現在の学校”を開くきっかけになったんです」

 

 麺打ち体験なら、全国色々なところでできる。けれど、ほうとうを楽しく踊りながら体験できる麺打ち教室は、全国唯一。


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 もっと印象深くなるよう、たくさんの人に楽しんでもらえるよう、体験の中で入学式や修了式を実施。生徒手帳の配布、学校の理念や、替え歌でつくられたオリジナルの校歌を作るなど、学校にちなんだ工夫をたくさん取り入れています。


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(上)名札替わりの「老化防止帽子」を被る生徒たち、(下)江戸屋商店 文殊の会の皆さん(引用元:踊るほうとう学校)

体験が始まる前に「老化防止帽子」という、“名札”替わりの帽子を配布。この帽子は、古くから江戸屋を愛し続けている、「江戸屋商店 文殊の会」会員のおばあちゃんたちが作ってくれているもの。古くから愛してくれている地元の方に「いくつになっても健康で楽しく出来ることを行い、それが地域のためになっていることを感じてほしい」と、武川さんがお願いをしているのだそうです。



「ほうとう作り」を通して伝えたい想い

 ほうとうは、昔、米不足の際のおなかを満たすためのごちそうと考えられていました。今も、たくさんの栄養を摂ることができる万能な料理です。


「忙しい生活の中、コンビニやファミレスで食事を済ましてしまうこともやむを得ないことです。しかし、週に一度でもいいから、手をかけて家で食べる機会をつくることが大事なことだと思います」


 楽しく!おいしく!を目標としている「踊る♪ほうとう学校」。ほうとうの魅力だけでなく、さらに武川さんはつづけます。


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「お客様には、この“学校”を通して、楽しかったことやおいしかった気持ちだけでなく、しあわせな気分を感じて帰っていただきたい。物事は、工夫次第でなんでも楽しくなります。ここでほうとう作りを体験してくださった方々が、笑顔で明日からもがんばるためのお手伝いができたら嬉しいです」


 体験教室が終わって帰る生徒さんたちは、みなさん素敵な笑顔!自ら楽しむぜっ校長が教えてくれるのは、ほうとう作りだけでなく、毎日を“楽しむ”ためのヒント。美味しくって幸せになれる麺打ちを、ここで味わってみませんか?


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\踊る♪ほうとう学校へ入学してみよう!/


 

店舗名:  踊る♪ほうとう学校

住所:   笛吹市八代町奈良原272‐1

電話番号: 055-265-3600

営業時間: 9:00~18:00

定休日:  水曜日

※ 8名様から受付をしております。



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